厄介な汚れにアプローチ

重曹と酸素系漂白剤を混ぜると、カビ取り剤になります。
漂白作用と殺菌作用があるので、厄介な汚れにアプローチできるお掃除用洗剤です。
重曹と合わせる酸素系漂白剤は、過炭酸ナトリウム100%のものを選びましょう。
塩素系漂白剤や合成界面活性剤は選ばないようにしましょう。
重曹の性質はアルカリ性に分類されますが、酸素系漂白剤はさらに強いアルカリ性なので、酸性の汚れに効果的な洗剤と言えます。
強力な洗浄力を持つ洗剤を求めるなら、重曹と酸素系漂白剤、そして水が必須です。
重曹と酸素系漂白剤は1対1のバランスで配合されていますが、水の量で硬さを調整することができます。
タイルの目地やゴムパッキンを掃除して面倒な汚れを落とすときは、固めの洗剤を塗ってからラップで包むとよいでしょう。
硬めのタイプは、汚れた部分から流れ落ちる心配がないので、面倒な汚れに向いています。
水を混ぜるので、時間が経つと泡の作用で汚れが浮き出てきます。
まな板や食器の漂白・除菌には、水を少し多めに入れてなめらかにした洗剤が効果的です。
まな板に使用する場合は、まな板全体に洗剤を塗り広げ、ラップをかけて待ちます。
食器を洗う場合は、洗い桶にペーストを入れ、残りがなくなったら食器を入れ、しばらくしてから水ですすぎます。
また、ふきん類の除菌・漂白にも便利です。
この酸素系漂白剤で掃除をすると、成分が強いため、肌荒れを起こすことがあります。
長時間使用する場合や、肌の弱い方はゴム手袋を着用するなどして、肌トラブルが起きないようにしましょう。
重曹と精油を混ぜた「重曹クリーナー」も強力な掃除アイテムです。
精油は植物に含まれる物質で、それぞれの植物の精油が出す香りが重要な役割を担っています。
エッセンシャルオイルは、精油というより、精油そのもの。
100%天然の物質から作られたものだけがエッセンシャルオイルとされ、希釈されていたり、人工的な化合物が含まれているものはエッセンシャルオイルとは言えません。
ポプリオイルやアロマオイルとは区別され、非常に貴重なものですが、高価すぎるものではありません。
多くの掃除用洗剤の値段よりかなり安いのです。
エッセンシャルオイルには様々な種類があり、同じ効果を期待できるものはありません。
リラックス、リフレッシュ、集中、快眠、空気清浄など、さまざまな効果が期待できます。
家の掃除とともに、どのような効果を望むかによって、精油が決まります。
ホームクリーニングで導入するのに適している精油は、ローズ、ラベンダー、カモミール、ティーツリー、レモンなどの柑橘系と、ユーカリ、ペパーミントが代表的な精油です。
ユーカリ、ラベンダー、ティーツリーは空気を清浄化する効果があり、洗濯や掃除に最適な精油です。
ペパーミントやユーカリなどの精油は眠気を誘う作用があるため、寝室周りの掃除には適しません。
寝室では、リラックスして安眠できるお気に入りの精油を見つけて活用することで、お掃除タイムを楽しむことができます。